ランチ後の猛烈な眠気とだるさ対策!私が試して効果のあった「食べ順」とおすすめの間食

昼食後の眠気は気合のせいじゃない!その原因と対策とは?
ランチを食べた後、意識が遠のくほどの猛烈な眠気に襲われて、仕事に全く集中できない…。
午後になると体が鉛のようにだるくなって、大切な会議の内容も頭に入ってこない…。
「また眠くなってきた…私の気合が足りないせいだ」なんて、自分を責めてしまっていませんか?
私も以前は、毎日のように午後の眠気と戦っていました。
眠気を我慢するのが辛すぎて、自己嫌悪に陥ることもしょっちゅうでした。
でも、安心してください。その抗えない眠気は、あなたの気合の問題ではないかもしれません。
実は、ランチの「食べ方」に原因が隠されていることが多いんです。
この記事では、特別なサプリや気合に頼らず、今日からすぐに実践できる、
私が実際に試して効果があった「食べ順」の工夫と、
眠くなりにくい「おすすめの間食」について、分かりやすくご紹介します。
この記事を読めば、あなたもきっと、午後の眠気とだるさから解放され、スッキリした頭で仕事に取り組むための、具体的なヒントが見つかるはずです。
まずは結論から:午後の眠気を撃退する食事のコツ
この記事でお伝えしたい、ランチ後の眠気対策のポイントはこちらです。
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ランチ後の眠気は、気合の問題ではなく「血糖値の急上昇と急降下(血糖値スパイク)」が原因かもしれません。
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食事の「食べ順」を意識するだけで、血糖値の乱高下を穏やかにできます。
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具体的には「野菜・汁物 → 肉・魚(タンパク質) → ご飯・パン(炭水化物)」の順番で食べるのがおすすめです。
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どうしても眠い時の「おすすめの間食」は、ナッツやハイカカオチョコレートなど。
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コンビニでランチを選ぶ時でも、少しの工夫で眠気対策は可能です。
「食べ順を変えるだけで?」と思うかもしれませんが、この小さな工夫が、午後のあなたのパフォーマンスを大きく変えるきっかけになるかもしれませんよ。
なぜ?ランチ後に眠くなる「血糖値スパイク」の仕組み
具体的な対策の前に、少しだけ「なぜ、食事の後に眠くなるのか」その体の仕組みについてお話しさせてください。
私たちがご飯やパンなどの炭水化物を食べると、体の中で「糖」に分解され、血液中の糖の量(血糖値)が上がります。
すると、体はすい臓から「インスリン」というホルモンを出して、血糖値を正常な範囲に戻そうとします。
ここまでは、ごく普通の体の反応です。
しかし、空腹の状態でいきなりおにぎりや菓子パン、丼ものなどを一気にかき込むと、血糖値が「急上昇」してしまいます。
すると、体は「大変だ!」と慌ててインスリンを大量に分泌し、今度は血糖値を「急降下」させようとします。
この、血糖値がジェットコースターのように乱高下する現象を「血糖値スパイク」と呼びます。
そして、この血糖値が急降下するタイミングで、私たちは強い眠気やだるさを感じるのです。
つまり、あなたが感じている午後の猛烈な眠気は…
つまり、あなたが感じている午後の猛烈な眠気は、あなたの意志の弱さのせいではなく、
血糖値のコントロールがうまくいっていなかっただけ、という可能性が高いのです。
そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか?
眠くなりにくい食事の具体的な工夫と「食べ順」
それでは、この血糖値スパイクを防ぐための、具体的な食事の工夫をご紹介します。
「野菜・汁物ファースト」で血糖値の上昇を緩やかに
食事の最初に、食物繊維が豊富な野菜や海藻、きのこ類や、温かい汁物を摂ることを意識してみてください。
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なぜ効果的なの?
食物繊維は、後から入ってくる糖の吸収を穏やかにしてくれる、いわば「防波堤」のような役割を果たしてくれます。最初にこの防波堤を築くことで、血糖値の急上昇そのものを防ぐことができるのです。 -
どうすればいいの?
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定食なら、まず味噌汁とサラダから手を付ける。
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コンビニなら、おにぎりやサンドイッチと一緒に、カップスープや野菜スティック、海藻サラダなどを買う。
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外食でラーメンや丼ものを食べる時も、できれば先に野菜ジュースを一本飲んでおくだけでも違います。
【ここに画像:野菜サラダと味噌汁の写真】
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「タンパク質」を次に食べて、最後に「炭水化物」
野菜の次に、肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質(主菜)を食べます。そして、ご飯やパン、麺類などの炭水化物(主食)は、一番最後に食べるように心がけましょう。
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なぜ効果的なの?
タンパク質や脂質も、糖の吸収を緩やかにする効果があります。また、消化に時間がかかるため、満腹感が持続しやすいというメリットも。炭水化物を最後に食べることで、血糖値が最も上がりやすい食品を、一番影響の少ないタイミングで摂ることができます。 -
どうすればいいの?
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「ベジ(野菜)・ファースト」ならぬ「カーボ(炭水化物)・ラスト」と覚えておきましょう。
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ご飯の量を、いつもより少しだけ(2〜3口分)減らしてみるのも効果的です。
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どうしても眠い時の「おすすめの間食」
それでも午後3時頃に眠気がピークに…という時は、お菓子やジュースに手を出す前に、以下のものを試してみてください。
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なぜ良いの?
空腹で甘いものを食べると、再び血糖値スパイクを引き起こしてしまいます。ここで選ぶべきは、血糖値を上げにくく、腹持ちの良いおやつです。 -
おすすめの間食リスト
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素焼きのナッツ: 食物繊維や良質な脂質が豊富。
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ハイカカオチョコレート: ポリフェノールが豊富で、砂糖が少ないものを選びましょう。
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無糖のヨーグルトやチーズ: タンパク質を手軽に補給できます。
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ゆで卵: 腹持ちが良く、栄養も満点です。
【ここに画像:ナッツやチーズなど、おすすめの間食の写真】
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【うたたねこの実体験】
さて、ここまで「食べ順」や「間食」のお話をしてきましたが、
「理屈は分かっても、毎日続けるのは大変そう…」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、ここからは「ズボラな私でも続けられている、ゆるやかな工夫」について、少しだけお話しさせてください。
私のランチの合言葉は「まず、わかめ!」
私も以前は、お腹が空いていると、真っ先におにぎりやパンにがっついていました。
でも、血糖値の話を知ってから、とにかく「何よりも先に食物繊維を摂る」ことだけを意識するようにしたんです。
とはいえ、毎日サラダを用意するのは大変ですよね。
そこで私が編み出したのが、「即席みそ汁」です。
職場のデスクや自宅に、乾燥わかめと、お湯を注ぐだけで作れるペットボトルタイプのみそ汁を常備しておくんです。
私は、スーパーで買えるマルコメの液みそシリーズを使っています。
ランチの前に、まずこの温かいみそ汁を一杯飲む。
たったこれだけですが、空っぽの胃に温かいものが入ることでホッと一息つけますし、わかめで食物繊維もしっかり摂れます。
この「まず、わかめ!」を始めてから、食後の急激な眠気に襲われることが、本当に少なくなったと感じています。
罪悪感軽減、「ご褒美おやつ」は、やめずに「置き換える」
私、正直に言うと、甘いチョコレートやお菓子が大好きなんです(笑)。
以前は、午後になるとついコンビニで新作のお菓子を買ってしまい、その直後にやってくる罪悪感とだるさに悩まされていました。
これを完全に「やめる」のは難しいと感じたので、「より体に優しい、満足感のあるおやつに置き換える」ことにしたんです。
それが、私の特製「スーパーミックスヨーグルト」です。作り方は簡単で、無糖のヨーグルトに、
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食感が楽しいミックスナッツ
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香ばしくて栄養豊富なきな粉とすりゴマ
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優しい甘さのはちみつ
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そして、体に良い油と言われる亜麻仁油を少々(またはエゴマ油)
これらを全部混ぜるだけ。
ナッツの歯ごたえと、きな粉やゴマの風味、はちみつの自然な甘みで、驚くほど満足感があるんですよ。
市販のお菓子への欲求も想像以上に落ち着きました。
もちろん、今でもたまにご褒美としてお菓子を食べることもあります。
でも、「置き換える」という選択肢ができたことで、罪悪感なく、自分の体と相談しながらおやつを選べるようになった。
そのことが、私にとって一番の「心の余裕」に繋がっている気がします。
まとめ:食べ順を意識して、午後の眠気とだるさを対策しよう
今回は、ランチ後のつらい眠気やだるさを解消するための、食事の工夫についてお話ししました。
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午後の眠気の主な原因は「血糖値スパイク」かもしれない。
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食事の順番を「①野菜・汁物 → ②肉・魚 → ③ご飯・パン」に変えるだけで、対策ができる。
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コンビニランチでも、サラダやスープをプラスする意識が大切。
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おやつには、ナッツやハイカカオチョコレートなど、血糖値を上げにくいものを選ぶ。
大切なのは、毎日完璧にやろうとしないことです。
まずは明日のランチで、「お味噌汁から飲んでみようかな」「サラダを追加してみようかな」と、
できそうなことから一つ、試してみませんか?
その小さな変化が、午後のあなたの「余裕」を生み出す、大きな一歩になるかもしれません。
お役立ちリンク
血糖値スパイクに気づくには? ー 社会福祉法人 済生会
血糖値スパイクの仕組みが図解でわかりやすく、医学的見地からの専門家による対策案の説明もなされています。
【免責事項】
本記事で紹介している内容は、一個人の体験に基づいたものであり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。
また、医学的な助言を目的としたものではありません。体調に不安がある方や、症状が続く場合は、専門の医療機関にご相談ください。
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こころの耳(厚生労働省)
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