エクセルで1行おきに行を挿入する方法| ”複数行おきに” や ”複数行挿入”も可能(スプシでも使える)

2024-08-31

エクセル ○行ごとに行挿入

こんにちは。
トップ画像のように、エクセルで1行ごとに行を追加したいときって、ありませんか?
私は、たまーにですが、そういうときがあります。

方法は色々あるかと思いますが、私がいつもやる方法は比較的簡単なので、それを紹介します
この記事を読めば、簡単に「○行ごとに○行挿入」ができるようになります。

エクセルで関数を複雑に組み合わせる必要も、マクロを組む必要もありません。

1行おきに(1行ごとに)1行を挿入する方法

手順は以下の4ステップで、1行おきに1行挿入が可能です。
慣れれば10秒ぐらいでできます。

手順1 列を追加し、番号を付す

元データの左端の列に番号を付します。
(列が空いていなければ、一時的に列を追加します)
番号は、一番上のデータ行に「1」と入力し、「Ctrl」を押しながら下へドラッグすれば入力できます。

手順2 付した番号をコピペ

手順1で付した番号をすべてコピーし、下記の要領で、貼り付けます。

手順3 フィルタで昇順に並べ替え

フィルタをかけ、番号を付した列を「昇順」で並べ替えます。
すると、下記のとおり、1行ごとに行が挿入されました。

手順4 余分な列を消す

最後は不要な列を消去すれば、1行ごとに1行挿入されたデータが完成です。

なお、Googleスプレッドシートでも作業は同様です。

1行ごとに複数行を挿入する方法

上記と同じ要領で、1行ごとに2行挿入、1行ごとに3行挿入など、複数行を挿入する方法を紹介します。
この記事では、例として1行ごとに3行追加するパターンを紹介します。

手順1 列を追加し、番号を付す

上記と同様です。

手順2 付した番号を挿入した行数と同セットコピペ

1~7の番号をコピーしたら、
3回貼り付けます。

手順3 フィルタで昇順に並べ替え

さきほどと同じ要領で、番号列にフィルタをかけ、昇順で並べ替えます。
すると、下記画像のように1行ごとに3行挿入されました。

手順4 余分な列を消す

最後は不要な列を消去すれば、1行ごとに3行挿入されたデータが完成です。
画像は割愛します。

○行ごとに○行追加する方法

使う場面は少ないかも知れませんが、
「2行ごとに1行挿入したい」場合や、
「3行ごとに2行挿入したい」場合などもあるかも知れません。

この記事では、一例として3行ごとに2行挿入する手順を紹介します。
さきほどの手順に「ジャンプ」という機能を追加使用する方法です。

(文字で読むとわかりにくいので、エクセル画面を下記の手順通りに操作しながら見ていただくのがよいかも知れません。)

手順1 番号を付す

下記画像の要領で、3行ごとに挿入したい場合は1~3の番号を付します。
その1~3の番号をデータの最終行までコピペしす。
(○行ごとに挿入したい場合は、1~○の番号を付します。)

手順2 フィルタで「1」のみを表示し、その行をすべて選択

フィルタで「1」のみを表示します。
次に、表示されたデータの2行目から一番下までを選択します。
(1行目は選択範囲に含めません。)

手順3 ジャンプで可視セルを選択し行挿入

①手順2で選択した状態で、「F5」を押します(Ctrl+Gでも可)。
この操作でジャンプという機能が表示されます。
②「セル選択」をクリック

③「可視セル」をクリック

④行を挿入します。

反転している行のどこかで右クリックすると下記画像のポップアップが表示されます。
そこで「行の挿入」をクリックします。

すると、下記画像の通り、行が1行挿入されます。

手順4 挿入したい行数まで、手順2~3を繰り返す

今回は、3行ごとに2行挿入したいので、手順2~3をもう一度繰り返します。
①手順2 フィルタで「1」のみ表示し、2行目以下を選択
②手順3 ジャンプ機能で可視セルを選択し、行挿入

手順5 フィルタを解除し、不要な列を消去

フィルタを解除すると、3行ごとに2行追加されています。
あとは不要なA列を消去するなり列ごと削除するなり、整理して完了です。

3行ごとに2行挿入する操作画面動画