【夜中に目が覚める…】睡眠の質を上げるために私がやめた3つのNG習慣と、始めてよかったこと

2025-06-30

【夜中に目が覚める…】睡眠の質を上げるために私がやめた3つのNG習慣と、始めてよかったこと

1. ぐっすり眠れない日が続くと?

「やっと眠れたと思ったのに、また夜中に目が覚めてしまった…」
「8時間寝たはずなのに、朝から体が鉛のように重くて、日中ずっと眠い…」

そんなふうに、ぐっすり眠れない日が続くと、気分まで落ち込んでしまいますよね。
私も長年、夜中に何度も目が覚めてしまい、朝の目覚めが最悪…という毎日を過ごしてきました。
睡眠の質が悪いと、日中のやる気も出ないし、心の余裕もなくなっていく。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。

でも、もしその悩みが、あなたが寝る前に「何気なく」やっている、ささいな習慣が原因だとしたら?

この記事では、特別な道具や難しい知識は一切不要で、今日からすぐに試せる、
私が実際に「睡眠の質」を上げるためにやめたこと、そして新しく始めたことを、体験談を交えながらご紹介します。

この記事を読めば、あなたもきっと、朝までぐっすり眠るための具体的なヒントが見つかり、スッキリした朝を迎えるための一歩を踏み出せるはずです。

2. まずは結論から:朝までぐっすり眠るためのヒント

この記事でお伝えしたい、睡眠の質を上げるためのポイントはとてもシンプルです。

  • 夜中に目が覚めるのは、寝る前の「何気ない習慣」が原因かもしれません。

  • 私がやめて効果があった3つのNG習慣は「寝る直前のスマホ」「夜のカフェイン」「熱すぎるお風呂」です。

  • 逆に、始めてよかったことは「朝の光を浴びること」「軽いストレッチ」「ハーブティー」など。

  • 特別な道具は不要。今日からできる小さな工夫で、睡眠の質は改善できると感じています。

  • 朝までぐっすり眠れることで、日中のパフォーマンスと心の安定を取り戻すきっかけになります。

「本当にこんなことで?」と思うような、ささいなことばかりですよね。
でも、この小さな積み重ねが、意外なほど大きな変化に繋がるかもしれません。これから、その理由と具体的な方法を、一つひとつ丁寧にお話ししていきますね。

3. なぜ?睡眠の質が下がる「体の仕組み」とは

具体的なお話の前に、少しだけ「なぜ、私たちの睡眠の質は簡単に下がってしまうのか」について触れておきたいと思います。

私たちの体には、「体内時計」という素晴らしい機能が備わっています。
そして、体の中には「活動モード」の
交感神経と、「リラックスモード」の副交感神経という、2つの自律神経があります。

質の良い睡眠のためには、夜になると自然に「リラックスモード」の副交感神経が優位になり、
体が「さあ、休む準備をしよう」という状態になる必要があります。

しかし、寝る前に強い光を浴びたり、カフェインを摂ったり、熱いお風呂に入ったりすると、
体は「まだ活動する時間だ!」と勘違いして、「活動モード」の交感神経が活発になってしまいます。

そうなると、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなって夜中に目が覚めやすくなったりするのです。

つまり、あなたがぐっすり眠れないのは、あなたのせいではなく、体の仕組みに合わない行動を、知らず知らずのうちにしてしまっているだけなのかもしれません。
まずは、自分の体をいたわるように、寝る前の習慣を少しだけ見直してみませんか?

日中のストレスや気疲れが、夜の睡眠に影響することも多いですよね。
特に繊細な気質(HSP)を持つ私が、仕事で心の消耗を減らすために実践していることは、こちらの記事で詳しくお話ししています。

4. 睡眠の質を上げるために「やめたこと」と「始めたこと」

それでは、私が実際に試してみて効果を感じた、具体的な習慣をご紹介します。

やめてよかった!3つのNG習慣

まずは、睡眠の質を下げてしまう可能性のある、やめてよかった習慣からです。

1. 寝る直前のスマホ・PC

ベッドに入ってから、ついついスマホを見てしまう…これは、質の良い睡眠にとって一番のNG習慣かもしれません。

  • なぜダメなの?
    スマホやPCの画面から出る「ブルーライト」は、太陽の光に近い強い光です。
    これを夜に浴びると、脳は「まだ昼間だ!」と勘違いし、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。
    また、SNSやニュースなどの情報は、知らず知らずのうちに脳を興奮させ、「活動モード」にしてしまいます。

  • どうすればいいの?

    • 寝る1時間前には、スマホやPCを閉じると決めてみる。

    • 可能であれば、寝室にスマホを持ち込まないのが理想です。充電はリビングなどで行いましょう。

    • どうしても見てしまう場合は、画面を暗くしたり、「ナイトモード」を活用したりするだけでも効果があります。

2. 夕方以降のカフェイン

コーヒーや紅茶、緑茶は美味しいですが、飲む時間には少し注意が必要かもしれません。

  • なぜダメなの?
    カフェインには、脳を覚醒させる強い作用があります。
    この効果は、人によっては飲んでから5〜7時間も続くと言われています。
    夕食後に飲んだ一杯が、夜中の覚醒の原因になっている可能性があります。

  • どうすればいいの?

    • コーヒーや緑茶などを飲むのは、午後3時くらいまでと決めてみる。

    • 夕食後や寝る前には、ノンカフェインの飲み物(ハーブティー、ルイボスティー、麦茶など)を選ぶようにする。

3. 熱すぎるお風呂への入浴

一日の終わりに熱いお風呂で汗をかくのは気持ちが良いですが、これもタイミングが重要です。

  • なぜダメなの?
    42度を超えるような熱いお湯は、体の「活動モード」である交感神経を刺激してしまい、心身を興奮状態にしてしまいます。

  • どうすればいいの?

    • お湯の温度は、**38〜40度くらいの「ぬるめ」**に設定する。

    • 入浴時間は10〜15分程度で、リラックスすることを目的とする。

    • 寝る90分〜2時間前に入浴を済ませるのが理想です。
      一度上がった体温が、寝る頃にちょうど良く下がってきて、自然な眠気を誘います。

逆に、始めてよかった3つの新習慣

次に、心地よい眠りのために、新しく始めてみてよかった習慣です。

1. 朝起きたら、まず光を浴びる

夜の光は避けるべきですが、朝の光は最高の味方です。

  • なぜ良いの?
    朝の太陽の光を浴びることで、乱れた「体内時計」がリセットされます。
    そして、そこから約14〜16時間後に、再び眠りを誘うホルモン「メラトニン」が分泌されるように、体が準備を始めてくれます。

  • どうすればいいの?

    • 朝起きたら、まずカーテンを開けて部屋に光を入れる。

    • ベランダや庭に数分出るだけでもOK。

    • 曇りや雨の日でも、屋外の光は室内の照明よりずっと強いので、効果が期待できます。

2. 寝る前の5分間、やさしいストレッチ

体をリラックスモードに切り替えるための、簡単な儀式です。

  • なぜ良いの?
    日中の緊張でこわばった筋肉をゆっくりと伸ばすことで、血行が良くなり、心身の緊張がほぐれます。これにより「リラックスモード」の副交感神経が優位になりやすくなります。

  • どうすればいいの?

    • 布団の上でできる簡単なもので十分です。

    • 深呼吸をしながら、ゆっくりと手足を伸ばしたり、首や肩を優しく回したりします。

    • 「気持ちいいな」と感じる程度の、無理のない範囲で行うのがポイントです。
      【ここに画像:布団の上でできる簡単なストレッチのイラスト】

3. 心地よい香りと温かいハーブティー

五感を使って、自分をリラックスさせてあげる方法です。

  • なぜ良いの?
    ラベンダーやカモミールなどの特定の香りは、心を落ち着かせる効果があると言われています。
    また、ノンカフェインの温かい飲み物は、体の内側からリラックスを促してくれます。

  • どうすればいいの?

    • 寝る前のリラックスタイムに、お気に入りのハーブティーを淹れてみる。

    • アロマディフューザーを使ったり、枕元に香りの良いピローミストをシュッと一吹きしたりするのもおすすめです。

【うたたねこの実体験】

さて、ここまで色々な習慣をご紹介してきましたが、ここからは少しだけ、私自身のリアルな試行錯誤のお話をさせてくださいね。

正直に言うと、私も最初からこれら全てができていたわけではありません。
色々試した中で、特に効果を感じた3つのポイントをご紹介します。

強敵「寝る前のスマホ」との、ゆるやかな付き合い方

私にとって一番の強敵は、なんと言っても「寝る前のスマホ」でした。
「今日こそはやめよう」と心に誓っても、一日の終わりにSNSをチェックしたり、好きな動画を少しだけ見たくなったり…
そのお気持ち、きっと分かってくださる方も多いのではないでしょうか。

そこで私が始めたのが、**「スマホ時間を、他のご褒美時間に置き換える」**という作戦です。

ベッドに入ったら、まずスマホではなく、軽いストレッチを始めてみる。
「今日も一日お疲れ様」と自分の体を労ってあげる時間にしてみると、不思議と心が満たされて、スマホを見なくても満足できる日が増えていきました。

さらに、私はイチローさんやスティーブ・ジョブズさんなど多くの成功者が取り入れている「瞑想」に興味があるのですが、
時間を割いて練習しようという気になれません。
そこで、寝る前の時間、スマホの代わりに瞑想の練習に充てるようにしています。

布団に入り、そのまま寝れる体勢で瞑想の練習、、、と思う間もなく、けっこうすぐ寝てしまいます。

もちろん、それでもどうしてもスマホが見たい夜もあります(笑)。
そんな日は、自分に「今日はOK!」と許可を出し、
その代わり、**「脳を興奮させないコンテンツを、画面は暗くして見る」**という自分だけの「ゆるいルール」を守るようにしています。

「ぬるめのお風呂」を「極上のリラックスタイム」に変える工夫

次に、「熱すぎるお風呂がNG」というのも、私にとっては少しハードルが高い課題でした。
ぬるめのお湯だと、なんだか温まった気がしなくて…。

そこで試してみたのが、炭酸ガスタイプの入浴剤です。
これを使うと、ぬるめのお湯でも体の芯からじんわりと温まる感じがして、すごく満足できるようになったんです。

特に、ラベンダーなどのリラックスできる香りのものを選ぶと、バスタイムが「体を温める作業」から「心をほぐす時間」へと変わりました。
今では、その日の気分で香りを選ぶのが、寝る前の密かな楽しみになっています。

最も簡単で、最も効果を感じた「朝の光」の魔法

そして最後に、一番簡単で、最も効果を実感しているのが**「朝の光」**です。

これは本当に簡単なことで、私はただ、寝る前に遮光カーテンをほんの少しだけ(10cmほど)開けておくようにしただけです。

そうすると、翌朝、自然な太陽の光で、アラームが鳴る前にふっと、心地よく目覚めることができるようになりました。
けたたましいアラーム音で無理やり起こされるのとは、一日のスタートの気分が全く違います。

完璧じゃなくて大丈夫。
一つひとつの習慣を、自分なりにアレンジして楽しんでみる。
そんなふうに、ゲーム感覚で試してみるのが、心地よい眠りへの一番の近道かもしれませんね。

まとめ:睡眠の質を上げるための、今日からできる第一歩

今回は、夜中に目が覚めてしまう悩みを解消し、睡眠の質を上げるために、私が実際に試した「やめてよかったこと」と「始めてよかったこと」についてお話ししました。

▼やめてよかった3つのNG習慣

  • 寝る直前のスマホ

  • 夕方以降のカフェイン

  • 熱すぎるお風呂

▼始めてよかった3つの新習慣

  • 朝の光を浴びる

  • 寝る前の軽いストレッチ

  • 心地よい香りとハーブティー

大切なのは、これら全部を一度にやろうとしないことです。
まずは「これならできそうかな」と思えるものを、今夜から一つだけ試してみませんか?

その小さな一歩が、あなたの体を「おやすみモード」に切り替える、大切なスイッチになるかもしれません。
この記事が、あなたが朝までぐっすり眠り、スッキリした朝を迎えるための、ささやかなお手伝いができたら嬉しいです。

睡眠の質を上げるために役立ったリンク集

「寝る前ストレッチ」で快眠に あなたのかかりつけ健康サイト サワイ健康推進課

寝つきが悪いのは「自律神経」と「深部体温」が原因かも。
この記事で紹介されている計3分、3つの簡単ストレッチが、体を自然な眠りへと導いてくれます。
お風呂や布団の中でできるので、今夜からすぐに試せますよ。

瞑想Meditation 厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

瞑想やマインドフルネスは、ストレス軽減や睡眠改善を目的に、実践者が急増しています。
この記事は、その健康効果や脳への作用を中立的な立場で解説し、一部で報告される副作用にも触れています。
科学的根拠や研究の限界点もわかるため、瞑想を始める前に知っておきたい客観的な情報が得られます。

【免責事項】

本記事で紹介している内容は、一個人の体験に基づいたものであり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。

また、医学的な助言を目的としたものではありません。体調に不安がある方や、症状が続く場合は、専門の医療機関にご相談ください。

  • こころの耳(厚生労働省)
    働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトです。ストレスチェックや、さまざまな心の悩みに関する情報が、とても分かりやすくまとめられています。

  • みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)
    心の病気の基本から、支援サービスの情報まで、幅広く網羅されている総合情報サイトです。ご本人だけでなく、ご家族や周りの方が参考にできる情報も豊富です。